スピード社

■まずこの「スピード」という社名がすごい。一体何事だ。何も知らない者であっても、この社名を見たらまずはじめにこう思うだろう。

「さぞかし速いんだろうな、何かが」

■というわけで、水着だ。今、このスピード社製の水着のおかげで、水泳の世界では新記録のラッシュらしい。僕は水泳のことに全く興味がないどころか、嫌悪感すら抱いているくらいなので、誰がいくら速く泳いだところで大して何も思わない。せいぜい思うのは「あぁ、いいな。泳げる人たちは」ってくらいのものだ。僕はそもそも泳げないのだ。
■別に速く泳げなくてもいい。溺れないことが大事なのだ。