「冒険王」

兵庫県立美術館まで横尾忠則展「冒険王」を観に行く。有名な「Y字路」シリーズから始まって、60年代のデザイン作品や、過去の自身の作品を再編集したようなものや、ルソーの絵画のパロディなどを経由して、比較的最近に描かれた最新作に至る、膨大な絵画たちを前にただただ圧倒される。

■この世で一番怪しいものの一つとして芸術は存在していると僕は考えるが、そうした懐疑をも鼻で笑うかのようにその作品群はただ悠然と並んでいる。すごい力だった。なんて大袈裟みたいだけど、全然大袈裟じゃなくて。