「no direction。」

ニブロールの「no direction。」を観てきた。まさか名古屋でニブロールの公演を観れるとは思わなかったから、すこしうれしかったというか、得をしたような気分。

■ダンスや映像や衣装や音楽やテキストが舞台の上でそれぞれに主張し合っていて、密度の濃い空間だった。パンフレットに書かれていた言葉を拝借すれば、「単に調和、融合という意味だけではなく、妥協、対立、矛盾、複合といった意味も含」んだ中で個々の表現が「共生」している、という印象を受けた。終演後のポスト・パフォーマンス・トークニブロールという集団の創作のプロセスや、今回の公演のコンセプトについて話を聞くことができたのだけど、とても興味深かったし、それを聞いていくつかのことが腑に落ちた。

■ひさびさに舞台表現について考えた一日。