草が生えている

アスファルトやコンクリートの隙間から草が生えているのを見て、僕たちが生きている世界の不思議さを思う。この草たちは決して「根性」とか「雑草魂」とかいうような気持ちの問題で生えているわけではない。ただ遺伝子がそうした環境に適応しただけで、そしてまた環境の側もそれを許している。世界はそういうふうに成立しているし、そうして成立しているのが世界だということの不思議。