みやこ音楽祭一日目

■というわけで、京都でみやこ音楽祭。一日目。京都に着いたのがお昼過ぎで、開場に到着したらちょうどふちがみとふなとの演奏が始まるところだった。間に合ってよかった。

ふちがみとふなとは去年の京都音楽博覧会のときに初めて聴いたけど、やっぱりいいなあと思う。大人と子供が入り交じってる感じというか。ときおり残酷な歌詞にゾクッとする。続いてセカイイチ。初セカイイチ。歌ってる人が音楽の人って感じで、楽しいライブだった。いい曲が多かった。それから外に出てきつねうどんなんかを食べて、MASS OF THE FERMENTING DREGS。もう鬼のような演奏。今年のくるりの対バンツアーの時に初めて観たけど、その時よりもすざましかったんじゃないか。きつねうどんが一気に消化される。かわいらしい女の子やのに、悪魔のようだった。それから密かに楽しみにしていたトクマルシューゴトリオ。生トクマルシューゴは初めてで、ひどく華奢で自虐的な人物像に好感を持つ。「PARACHUTE」が聴けて満足。そしてそして鬼才Jim O'Rourke。ワンカップの日本酒をちびちび呑みながらの演奏。舌足らずでカタコトの日本語を喋りながら、このおっさん大丈夫かしら?と思ったが、おそるべし。最後に「Prelude to 110 or 220/Women of the World」から「Eureka」を演奏してくれて、感極まった。生オルークの生ユリイカですよ。興奮しまくる。それで次がきしだしげる。このひらがなのソロ名義は如何なものかと思って、正直あんまり期待してなかったのだけど、アコースティックならではの「ランチ」に感激。そして最後の「街」が圧巻。アコギ一本なのにまさかの「街」ですよ。鳥肌立ちまくる。この日たくさんの人によって演奏されたたくさんの曲の中で、この「街」が一番心に残った。すごかった。というわけで最後はrei harakami。目を瞑れば音楽と脳が直結されてそこに宇宙が広がる感じ。ひたすら心地よい時間。「joy」がね、やっぱり気持ちいい。もうあと三時間くらい聴いていたかった。

■どうでもいいけど、宿泊したホテルの部屋が「333」号室だった。